御福餅

　街道歩きのオフ会 in 伊勢国２日目。今日は二見道を歩きます。夫婦岩をお参りしてから二見興玉（ふたみおきたま）神社の鳥居からスタート。途中、国指定重要文化財の賓日館に立ち寄ってから、二見の町並みを味わいながら進みます。
　赤福二見支店を過ぎると当店。有名な赤福は伊勢、御福餅は二見、という棲み分けができているのかと思ったら、赤福の支店が並びにあるとは。しかし、当地の地名は二見町茶屋。往時からこんな感じで茶屋が建ち並び、店ごとの自慢の餡ころ餅をお客に出していたんだろうね。ホントは食べ比べしたいけど、やはり、二見に来たら御福餅でしょ。

　建物はそれほど古さを感じられず、ちょっと新しいみたいだけど、雰囲気はイイね！　店内はテーブルだけど、昔の茶屋の床几台を並べたようなレイアウト。江戸時代の旅人になったつもりで餡ころ餅をいただきま〜す。
　店内でいただく御福餅は２個。３個のお盆盛もあります。なめらかこしあんは甘さ控えめ。とにかく餅が軟りゃきゃい！　たまたま半月前に最寄りのデパートで赤福を買ったばかりだけど、お店で搗きたての餅をいただくのは格別だね〜。

　当店は元文３年(1738)の創業で、創業の地は伊勢街道沿いだったそう。現在地に引っ越してきたのが明治16年(1883)。お福包み餅というレパートリーはあるけど、長きにわたって餡ころ餅を作り続けているので、巨人赤福に負けずに頑張ってほしいね〜。
　ごちそうさまでした。(^-^)ｖ

とら丼の狸印

【和菓子】

三重県伊勢市二見町茶屋１９７−１