帰宅して、西行まんじゅういただきます。饅頭ってふっくらした蒸し饅頭をいただくことが多いけど、本品は焼き饅頭。西行が僧侶だからって?表面がツルツルしています。皮は薄め&硬め。硬めというより、干からびている感じ。
この枯れた感じがイイね! ストイックな西行の生き様に合っている! 武士としてはエリートである鳥羽院の北面武士という職を辞し、出家して諸国を漂泊した西行。西行が大磯を歌った「心なき 身にもあはれは 知られけり 鴫立沢の 秋の夕暮」に通じるね。
黒糖を加えてほんのり甘い皮と、ほどほどの甘さのこしあん。老舗って創業以来のレシピを踏襲して、しっかりと甘い菓子を提供するお店があるけど、「西行」を冠するなら甘さ控えめじゃないと。西行をリスペクトした松尾芭蕉も本品を気に入るでしょ。
当店の屋号は新杵=餅。西行の辞世の歌と言える「願はくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ」は桜。今度はぜひ桜餅をいただきたいな〜。その時は桜葉に「西行」の焼き印押してほしいです。(^-^;
ごちそうさまでした。(^-^)v