メニューにそば・うどんがあるけど、1泊お世話になった浜田屋旅館さんにおにぎりを作っていただいているので、ご主人にお断りしてこちらでいただくことに。強引な客。(^-^; よい子は真似しないで!
峠の茶屋といえば、やはり力餅でしょ。単品350円ってなものもあるけど、セットのコーヒー(紅茶)は、和田峠産の黒曜石を入れた水で淹れるので美味しいと、ご主人からセールストークがあったので、コーヒー付きでいただきます。
コーヒーは確かに普段飲んでいるコーヒーよりもまろやか。力餅には長野県らしく?野沢菜が付いています。汗だくなのでこの塩分がウレシいね。力餅はしげの屋さんの力餅とは違って、粒あんを餅で包んだタイプ。甘さ控えめで、餅にはほんのりと塩気があります。しかし、冷蔵庫で保管していたようで冷たい。お土産は冷たくてもイイけど、店内でいただくものは少し炙ってほしいな〜。
和田峠には往時4カ所の立場(たてば:街道を往来する旅人のための休憩所)があり、東餅屋(地名です)はその1つ。ご主人によると創業は江戸時代だけど、明治維新後は中山道が廃れ、一度廃業して里に下りたそうです。明治中期に和田峠新道(現国道142)が整備され、また茶屋が必要ということで営業を再開。ご主人は明治の再開から数えて4代目で、25年ほど前までこの地に自宅もあったそうです。
江戸時代の旅人のように、立場茶屋で一服できるなんて、貴重なお店です。ご主人もいつまでもお元気で、中山道歩きの旅人のオアシスでいてほしいね〜。
ごちそうさまでした。(^-^)v