ロビーでホテル名物の天茶(甘茶)をいただきます。砂糖の甘さと違って、ほんのりと優しい甘さ。15分ほどで個室に案内されます。部屋名は(若山)牧水・(北原)白秋など、過去に宿泊した文人の名前を使用していて、おらの部屋は一茶さん。小林一茶は文政元年(1818)に宿泊したそうです。
写真を撮るために訪れて30分。慶安元年(1648)小諸城主に鯉料理を献上した記録があるという佐久鯉発祥之宿の鯉料理が目の前に! 身はよく煮えて軟りゃきゃい。卵はもはや粒々ではなく、ドロッとした食感。鰻の蒲焼きのような濃いタレは甘辛くて独特の風味。250年以上も継ぎ足して受け継がれているそうです。おらは魚の皮が苦手だけど、タレをタップリ付けて、残さずいただきました。(^-^;
山椒が市販品ってのが残念だけど、小鉢の煮しめ、箸休めのタケノコ・ピーナッツ豆腐、茶碗蒸しが付いて、コスト・パフォーマンスがイイ。ご飯もお櫃なので、お腹ポンポコリン♪
ランチでは各部屋にお茶が用意されているので天茶は付かないけど、中山道を歩く旅人にはサービスで天茶がポットで付きます♪ あと、ホテル所有の渓斎英泉が描いた浮世絵「岩村田宿」のコピーまで! 食後に葛飾北斎の押絵雛「向島花見之図」を見せていただきました。
あ゙ー!気がついたらもう16時を過ぎている! 1時間遅れの出発+1時間越えの昼食休憩で、立ち寄る予定だった神社仏閣名所旧跡を4カ所も割愛しちゃった。(^-^; しかし、思いがけず“史跡”の旧大名宿で食事ができてヨカッタよかった。
ごちそうさまでした。(^-^)v