けんちんざる

　中山道歩きの昼食で立ち寄りました。今は「中軽井沢」という地名だけど、日本橋から19番目の宿場：沓掛（くつかけ）宿にある老舗です。元は旅籠屋で、蕎麦屋としては明治３年(1870)の創業。「鍵本」の屋号は本陣の鍵を預かっていたことが由来だそうで、脇本陣になるほどではなくても、大旅籠だったんでしょうね。
　13時近くの訪店で満席。ドアを開けたらちょうど席が空いたところで、並ばずに済みました。しかし、それから店を出るまではずっと満席。活気があるのはイイけど、店員さんがドタバタして落ち着きませんでした。

　「当店のおすすめ」に「もみじセット」と「けんちんざる」があるので、けんちんざるの方を注文。喜多さんはフツーのざる。
　蕎麦は田舎蕎麦で、蕎麦としては珍しい平打ち麺。海苔が多いのがウレシいね。茹で加減は硬くもなく軟らかくもなく、丁度イイ塩梅。汁は甘口でみりんの香りが強い。
　けんちん汁は白味噌仕立てで薄味。試しに蕎麦を付けて食べてみたけど、汁が薄くて蕎麦汁としてはNG。昨年昔屋さんでけんちん汁の蕎麦を食べたので、同じようなつけ麺かと思ったら、味噌汁代わり？の汁だったのね。蕎麦汁が来た時は？だったけど、こんなことならフツーのざるでもヨカッタ。(^-^;

　店内にたくさんの色紙が飾ってあるけど、タレントや有名人のサインは誰なのか分からず、菅直人前首相と登山家の野口健さんしか分かりません。(^-^;　店の奥には蕎麦打ち場があって、休みなく蕎麦を打っています。打ち立ての蕎麦がいただけてウレシいね〜。
　ごちそうさまでした。(^-^)ｖ

とら丼の狸印

【蕎麦】

長野県北佐久郡軽井沢町長倉３０４１−１